
プレコの飼育方法です。
南米に生息するナマズの仲間で、昔から"プレコ"の愛称で親しまれてきた熱帯魚です。
アマゾン川の上流の清流から下流の泥中まで幅広く生息していて、その種類も200種はくだらないというほど生息しています。
プレコの外観の特徴は、まるで鎧のように堅いウロコに覆われて、かなりの頑強な姿をしている熱帯魚です。
ひとつの場所で落ち着くと、行動範囲は狭くなり夜になるとゆっくりと餌を探しはじめます。
プレコの仲間には、流木や岩についたコケをヤスリのような吸盤状の口で削り取るという一風変わった習性を持ちます。
それが水槽内のコケ取りとして大変役立つことから、熱帯魚のなかでも人気が落ちない理由です。
また最近では、美しい種類の水玉・ゼブラ模様のプレコなどが輸入されるようになり、水槽内の脇役でしかなかったプレコたちが注目を集めるようになりました。またプレコをコレクションする愛好家も急増しています。
プレコだけで飼育する場合も、他の熱帯魚と一緒に飼う場合であっても、水槽の中には流木をいくつかおいてあげましょう。
特に何匹かのプレコを一緒に飼育する場合には、流木のほかにも岩や植木鉢などを使って、各々の隠れ家を必ず用意します。
また、プレコが好む餌は植物性のものなので、水草を植えていてもプレコに食べられてしまいます。
水草を水槽の中に植える場合は、プレコに十分なエサを与え、水草を食べられることがないようにしましょう。
水槽の底に敷く砂は大磯砂で良いのですが、底面フィルター以外を使用するなら、川砂や大きめの石だけを敷くのも良いと思います。
プレコの特性として、何か物に張り付く習慣があり、まれにむきだしになったヒーターにも張り付いてしまうことがあります。
ヒーターには専用のカバーを必ずつけて、プレコが火傷しないようにしましょう。
■プレコと混泳
プレコを他の熱帯魚と一緒にする飼うときの注意として、ディスカスやセベラムなどの表面積の多い熱帯魚や肺魚または、ポリプやガーなどの動きの鈍い熱帯魚は、体表をプレコになめられてしまうので注意しましょう。
しかし、小型プレコを南米産の小型シクリッドやテトラ類と一緒に飼うことには問題ありません。
■プレコ水槽の大きさ
プレコの特性として、全般的におとなしい熱帯魚ですので、流木などで自分の隠れ場所を作ってさえあれば、水槽の大きさが60センチ程度でも小型プレコなら何匹かまとめて飼育することができます。
ただし、大型プレコは縄張りを作り、同種内であっても争いを起こしてしまうので、90センチ以上の水槽で単独に飼うようにしてください。
■ろ過
プレコは、コケだけでなく流木を削りとることのできるヤスリのような吸盤状の口があるので、水槽内にゴミが溜まりやすくなってしまいます。
なので、頻繁に掃除をしなくてはならない底面フィルターよりも、管理がしやすい投げ込み式のフィルターや上部フィルターを使用すると良いでしょう。
また、他の熱帯魚との兼ね合いで底面フィルターを使用するときには、吸水力の強い上部フィルターや外部式のフィルターを併用して、底床にゴミが溜まりにくくすると良いでしょう。
ろ過システムを複数組み合わせることによって、水の悪化にとても敏感なプレコ(特に大型種)にとっては、とても効果的です。
また、プレコたちが好む水は、溶存酸素が多い澄んだ水なので、工夫したフィルターとして、強めの水流で水中に酸素を多く溶けこませるようにセットしましょう。
■プレコが好む水質と水温
プレコはもともと生息していた環境が異なるので、好む水質も違ってきます。
他の熱帯魚と一緒に飼うことのできるような人気の種類のプレコでしたら、水質はだいたい中性にセットするのが良いでしょう。
水温もだいたい20~26℃の範囲であるなら問題はありません。
ただし、プレコは高水温や水質の急変化に弱い面もありますので注意してください。
夏場になって水槽内の水温が上がってしまうようなら、水中の溶存酸素を確保してあげるために、充分にエアーレイションをしてあげたり、水換えと同時にろ過槽の掃除をしないなど、気をつかって飼育してあげてくださいね。